冬の温泉

 最近寒いので、車とばしてよく温泉に行きます。最近は温泉の湧くスーパー銭湯が増えたおかげで、選択肢も増えました。

 ・・・・増えたのは良いのですが、バブル時代に多額をつぎ込んだ温泉リゾートが、次々に潰れていってます。 低価格で回転率を上げるスーパー銭湯に比べ、一日滞在を目的とする温泉施設(健康ランド 都市型温泉)は1500円~2700円ぐらいの価格帯なので割高感がありますので、めっきり客足が遠くなってるとか。

 お風呂というのは、一日一回入ればいいものなので、スーパー銭湯スタイルのほうがニーズに合ってたということになります。ムリヤリこじつけるわけではありませんが、一日に使える娯楽の適性値段というのがあって、それを超えた嗜好品は結果的に勝ち残れないのではといつも思うのでした。

 

冬場は、温泉のほうが体が温まると思いがちですが、いろいろ行ってみたところ「温泉だから体が温まる」ということは無いようです。

 ふつうの沸かし湯銭湯でも、体を温めた後にでるときに水風呂をざんぶり浴びた方が体が温まります。湯上がりに汗をかかないので体温が逃げなくなるのではと思います。

 サウナに入ってるわけでもないのに、水風呂にはいるので、変な目でよく見られますが、これだけで成分の濃い有名温泉並に体があたたまるので、銭湯などに行く方はお試しあれ。

 

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前野原温泉 さやの湯処

 知人から都内にもいいスーパー銭湯があるというので先日行ってみました。

 前野原温泉 さやの湯処

 聞いたところによると工場跡地に作られたスーパー銭湯なんだとか。スパ銭は最近かなり増えましたが、ここは天然温泉なので、他の所より一歩リードしているようです。

 料金は800円(土休日1000円)、下駄箱のバーコード付きキーがそのまま館内精算に使えるのは、はじめて見たシステムです。

 泉質はナトリウム塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性・温泉) 少々鉄臭い臭いのするにごり湯で、かなり濃い泉質のようなので湯あたりする人も多いんだとか。関東圏は黒湯がほとんどなので違う泉質なのは貴重です。

 お風呂の設計自体は標準的なスパ銭準拠で、寝湯で半身浸かるのがちょっと珍しく、水面に浮かんだ土左衛門浮遊感が味わえます。

 特筆すべきは食事どころで、格式のある大正明治のお屋敷といった感じ。レトロ風味の落ち着きのあるところで、立派な庭園見ながら食事できるのは個人的に高評価。

 残念なのは、湯殿が小さく大人数には対応してないようなので、混雑時間は芋洗い状態になるのが難点。通常スーパー銭湯は土曜(休日前の夕方6-11時、休日は夕方5-10時)が一番混み合う時間なので、多分こういった時間割ければいいと思うのですが。

 空いてれば、関東上位のスパ銭と言えます。関東最強と書きたいところですが、まだまだ行ってないところが多いので「上位」レベルで。

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