どーも、覚醒剤がらみの事件を見てると、夢を追う旦那 が問題のように思えてきます。ミュージシャンとか、プロサーファーとか。 実際には個人の事情なのでもっと複雑な問題が見えないところにあるとは思いますが。
最近結婚がらみの話題が多くて、その度に「ベースキャンプ」をどこに作るかの話になります。
ベースキャンプというのは、結婚した後に遭難してしまわないよう、「命をつなぎ止めるライン」も設定で、要するに年収の最低ラインみたいなもの。 これが無しに勢いで結婚しちゃうと「夢を追ってる暇が無くなる」というのがほとんどだと思います。
覚醒剤事件も、高揚感を化学的に満たす方法論で、そこに手を出して破滅するパターンなので、これは本人に責がある問題。
責がない場合、例えば真面目な若手アニメーター(男)が恋に落ちても、彼と結婚してくれる女性はいるでしょうか? 人間的に惚れるのはアリでも、年収110万円では経済的にはやはり心許(もと)ない。女性は二の足を踏むでしょう。 そうなると経済基盤が出来るまでずっと待たなくてはいけない。
性欲は10代からピークになって徐々に下がっていくものだから、子供を考えると後になればなるほど少子化が進むわけです。
私は思うのですが、誰でも夢を追えるようにするには、社会の改革も必要だと思います。 創造業に就くなら、喰えないときは生活保護が支給される。その代わりこれは奨学金みたいなもので、生活保護課税がつきヒットした時は税率が上がる。 これを夫婦限定にすれば業界が大きく変わっていくと思います。 (個人に支給すればニートが増えるだけなので駄目)
もちろん審査も厳しいという条件付きですが、こういう事にお金を使うことが文化の育成ではないかと思います。