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2011年6月

面白いゲーム

 某メーカーのプロデューサー氏の言葉

 面白いゲームは顔を見れば分かるんですよ。 プレイヤーが楽しそうにしてるとか、真剣にやってるとか良いゲーム
 クソゲーってのは、やってる側が実につまんなそうなんですよ。要するに興味を持続し得ないと言うことです。仕方なく作業してる

 試遊してる人の、顔を見ながら決めてるのが分かっちゃって、現場が「面白そうにやってくれ」とかいらない知恵つけちゃった。
 おかげで、ここ数年面白い面白く無いの判断が出来なくなっちゃって、結果わからないまま世に出てる、ウチから面白いゲームが出てないって言われるのは、そういう事もあるのかもしれませんね。

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ワンフェス+3000円

ワンフェスにダイレクトパスという制度が導入されるらしい。
http://wf.kaiyodo.net/wf-dp.html
 簡単に言うと、先に入れる権が3000円するということで、本来の入場料よりもバカ高い。

 徹夜組対策のため等々の導入理由はわからないでもないのですが、ムダというのがおおむねの意見。

・番号がランダムのために、最悪2000番になるかもしれないということ。
・持っていても時間内に到着できるか不明
・販売時期が早いので、良番チケット転売した方が儲かる。結果購入者負担が過剰に増えるだけ。
・先に入れるだけなら結局ディーラー買いに負ける。
・一般列と大して変わらない。

 結局金に糸目を付けないところが勝ち組になるだけ。
そこまで煽ってやる必要あるんですか?

 少数購入を公平にやりたいのなら、徹夜組整列作って、警備員で取り囲んでペナルティの後から入場させたほうが早いと思います。
 あと、同人イベントでも待機列何本も作って、どれかをランダムに先頭にするとかもやってます。

 震災理由で当日版権取りやめにしたり、本当にモデラーためなのでしょうか?

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原作者権限

 アニメの原著作者が、コミカライズ作家に圧力かけたとかで、ちょいと話題になっております。

 自分も原作側に入ったことがあったのですが、その時は「他人がビジネスとしてやる以上は、その創作には踏み込まない」というのが基本方針として確認されました。

 ただし、「原作作品のイメージを損ねる限りではその限りでは無い」というのも付帯してます。
 コミカライズ作家が公的な場所で「こんな原作つまらないから」と言ってしまったのなら、それは原作のビジネスを著しく傷つけたので、契約破棄があっても良いと思います。

 これが、公式発言でも何でも無いところで言ったことを真に受けて、契約破棄だなんだと言い出したら、それはバカとしか言いようがありません。 そんな原作者は訴えても良いと思います。 個人の発言が確定されたとしても、閉鎖的な場所であるなら見て見ぬふりをするのが大人の態度という物です。 次の契約は結ばないってだけですから。

 何を持って公式とするのかは難しいところ。不特定多数の見るところで、実名表記なら、愚痴を書いたほうの責任が重大となることでしょう。

 商品は純粋な創作では無く、あくまでビジネスです。
ビジネスのルールが守れない人間はやるべきでは無いし、それを止められない周囲の問題でもあるでしょう。

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時間が経てば解決する?

 婚活中の女性の話を聞く機会がありました。
年齢は40代前後のいわゆるアラフォー世代。 これがまたびっくりするくらい要求が高い。年収は一千万円以上で、背が高くて、イケメンだったらバツイチ可とかなんとか。

 こっちも、グンニョリした眼で話を聞いていたのですが、「この年まで初婚だと、誰でも良いと思われるのが口惜しい」という話になりました。 その気持ちはわからんではないのですが、人生のパートナーをアクセサリーとして見てるんじゃ、駄目なのでは? 

 で、ふと思うと「いつか自分に見合った時期が来る」と思ってる人が、けっこう身近にもいる。
「連載したらアンケート上位で、アニメ化決まったら、声優を彼女にして」とかなんとか。 バクマンの影響? あれはマンガだから「最初から装備の虚構(キョコ)充」なんだってば。 

 年齢を重ねると、その分引っ込みがつかなくなることが多くなり、「大口叩いているだけ」の人が数多く増えて来ます。 
 その間無駄と思われることを、せっせとやっているならまだ陽の目を見るチャンスもありますが、何もしないで理想だけ高くなっていて、ちょっと何かに手を出しては、言い訳してすぐ止めるパターンが多い

 そうこうしているうちに「仕事が出来る限界」がどんどん近づいているわけです。 30代なら間に合う。40代以降は覚悟を決めたほうがいい。 時間は何も解決してくれません。

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 日々是研究

 とあるマンガ家さんの話。

 実は、素晴らしく絵が上手くなる方法があるんですよ。
まあ、分かってしまえばなんてこと無いんですが、その秘密はあまり教えてません。
 その手法を見つけるまでに23年かかってるんですよ。ある日突然閃いたわけです。ああ、これで上手くやれる! と大喜びですよ。 それからはやっと絵を描くコンプレックスが無くなりました。

 こういう話をすると、すぐに「どういうやり方か教えて欲しい!」って言われますね。 教えても良いんですよ。でもね 「じゃあ23年分の年収だけ払って下さい」って言うとみんな黙りますね。
 タダで教えてもらえると思ってるんでしょうかね。会得した技という物は価値そのものなんですよ。どうすれば良くなるのか毎日毎日考え抜いてようやく一つの正解にたどり着く。

 最近はPCで描く人も増えましたけど、やはり真似できる技法と真似できない技法とは、差が歴然なんですよね。生き残るのは真似できない方。
 だから、やり方教えろとか言わないで欲しいんですよ。みんなが真似したら「お前のはただ最初に気が付いただけだ」ってことでしょ。

 答えはもうきわめてシンプルなんですよ。 でも教えない。 ハッタリじゃない証拠に教えたアシは必ずデビューできてる。

 気にかかるでしょ。 ちょっとだけヒント言うと、教えて貰おうと思ってるところでもう失格ってことです。

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教え方

 とある大学教授の方との話。

「教え方学」というのをもっと研究するべきだと僕は思う。
教え方の下手な人間ほど、生徒のせいにしたがる。「あいつは集中力が無い」「理解できない」とか。
 そんなことやってるから生徒のコンプレックスばかり刺激して、出来る子がどんどん見下すようになるいびつな精神構造を作り上げる。

 残念ながら、生徒も先生も相手を選べない。 だからこそ「教え方学」をもっと研究して、個人の資質に頼らなくて良いように教える側がもっと学ぶ必要がある。

 基本は三つ
・好奇心を刺激する。
・出来たら褒める
・質問には説明付きで応える。

 一方通行でだらだら喋って、メモをとって記憶する。 そんなのは学習とは言わない。暗記であり脳の負荷にしかならないよ。

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ビジネスとアニメ

新作ガンダムの発表で、けっこう驚かれているのがゲーム業界や、児童誌とのコラボレーションなのではないかと思います。

児童誌シバリの中で展開するでしょうから、中高校生から見はじめた人には、随分と単純化されたもののように思えるかもしれません。

一方、こちらは胡散臭いおっさん連中なので、紙面の独占性がコロコロに行ったら、アニメ誌はどうなるのか?約一ヶ月遅れで紙面に新キャラ登場か?とか、 キャラ商売がやりにくくてしょうがないとか、ダンボール戦記の営業利益は?とか、ビジネスモデルのガンダム大否定じゃないか?とかそんな話ばっかりです。

仮面ライダーとガンダムは新作発表のたびに叩かれるタイトルなので、結果評価の出る数年後でなければ、今は何をどう語っても無駄のような気がします。

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プロに対する誤解

 プロに対する誤解があります。
 その一つはプロならば、間違いは犯さないだろうという素朴な過信で、何か気になることがあると「プロなのに」「お金を取っているのに」と責め立てます。

 これは、消費者としては当然のことで、作品は製品である以上、いい加減な物を流通に載せた段階で、プロ失格というのは当然です。

 食品を扱うところは、ついうっかりで雑菌がついただけでも会社が潰れるほどだというのに、平然と、つまらない物が送り届けられる状況はどこかおかしいとも言えます。

 プロ側のほうも大きな誤解をしています。
「この程度で良いだろう」「こういう物だから」「これ以上はする必要が無い」前例主義に乗っ取り「ミスの無い物がプロ」だと思い込んでいいます。

 これが、一番良くない。

 娯楽のプロは失敗しても良い、デタラメな物を送っても良い。
それが面白ければなにをやっても良い。

 食品では人が死ぬが、笑わせ損なったところで人は死なない。 つまらないと大半を怒らせようが、何人かは大ファンになってくれるかもしれない。

 プロの力不足を、常識とかプロ意識と混同しているところに、根源的な間違いがあるような気がします。

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顔の芝居

 先日見たアニメですごく気になったことが一つ。
そのキャラクターの笑い方が ヮ 笑いなのです。スイカ口笑いとも言います。

 静止画なら別に違和感無いのですが ヮ 笑いから表情変えたりすると不自然でしょうが無いのです。
 「頬が緩む」とも言いますが、笑い顔というのは表情筋、要するにほっぺたの動きにより作られる物なので、口の形からの記号的表情はアニメーションには向いていないのです。

 このあたりの芝居を上手くやるのが演出とアニメーターの腕なのですが、分かってない人間がやってしまうと、気持ち悪い物になってしまいます。

 これはフィギュアも同様で、良いフィギュアは頬肉の表現が実に上手い。 駄目フィギュアは頬肉と口の関係が出来ていないから、変な表情になってしまいます。

 顔を描くときのちょっとした秘訣なので、覚えておいて損は無いと思います。

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星を追う子ども(ネタバレ)

 ジュブナイル物の長編アニメーション。
http://www.hoshi-o-kodomo.jp/top.php

 結論から言うと、ジブリアニメのパチモンみたいになってしまって、「どっかで見たような感」がずっとする内容。

 ヒックとドラゴンも、ジブリリスペクトが感じられる映画なのですが、こっちはオリジナルを作ろうとして、結局似たような物になってしまった感じがします。

 ナウシカからテト。ラピュタから異世界遺跡。もののけ姫とか千尋から変な生き物、ゲド戦記からぬるいアクションシーン。
 芝居が出来ない人がコンテ切ってるのか、「飲んで喰ってラジオをあやつる」みたいな不自然なシーンを平気で作ってしまう。 そういうことを同時にやる「状況」が描けていればおかしくは無いが、いきなり出てきた登場人物の行動としては、違和感しか持たない。 別に腹ぺこキャラって訳でも無いし。

 洞窟に秘密基地みたいなシーンがあるけど、湿気とカビの多いところに物を保管したり、ましてや鍵もかからないところに放置はありえんなーと。 自分の私有地というわけでも無いし。

 全体的に基準となるリアリティが欠損して、時代設定も分からない、何で三輪トラックが現存? 国鉄時代の車両は、赤字線なのか、昭和なのか? 歴史的なバックボーンも無茶苦茶でいつまで経っても内容に入り込めない。 特務隊の関係者が何故、教師を? 時の支配者が何度もに略奪にやってきた?

 地下にある異世界遺跡の場所に行くのは、別に悪く無い。
だが、いつものように夕陽が落ちたり、空に雲が何重にもあったりする画を作ってしまったは、総てが台無しというものだろう。

 独立系で、これだけの規模のアニメーションを作りました。 と言う面では本当に素晴らしいことだと思います。 だからこそ借り物の再構築みたいな物は見たくなかった。 韓国あたりのアニメを見ているようだ。

 ゲド戦記があまりにもひどかったので、話がオチてる分「ゲドよりはマシ」といった感じでした。

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喰っていけない2

 某プロデューサーさんの弁。

 新人さんがよく将来について相談とか来るんですよ。その時言うのは

100人の椅子取りゲームに勝てるのがプロ。
そのために君はまず、1000人の椅子取りゲームに勝って
プロの入り口に入らなきゃならないんだよ。


 そんだけ今の業界は厳しいんです。

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