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スーパーロボット主題歌BOX+(1)

 いつものように、かゆいところが猛痒い隔靴掻痒コロムビアチョイスのCDBOX。
今回もアレが無いこれが無いといろいろやらかしてくれてます。

 そこは百歩譲ってアニソン原点を探る意味では、いろいろと興味深い曲も収録されています。

 1枚目では保富康午氏の『UFOロボグレンダイザー』と『大空魔竜ガイキング』が続くので6曲続けて保富作詞が楽しめます。

 保富氏の詩はスケール感があり(守れ 守れ 守れ 人間の星 みんなの地球 「飛べ、グレンダイザー」)主人公より、「地球」がメインになっているものが多いような気がします。(君の地球が 君の平和がねらわれてるぞ「大空魔竜ガイキング」)

 反面エンディングではリリカルな内容が多く(ただ、一輪の花のために、デュークフリードは命をかける「宇宙の王者グレンダイザー」)(君もいつの日か この星守り 力強く生きて欲しい「星空のガイキング」)情操面の表現が特段優れていることが、他者と一線を画していると思うのです。

 今回のCDにはガイキングの挿入歌も収録。「出撃だ!大空魔竜」はかなりヤッツケた感じの内容ですが、「戦いの野に花束を」が実に良いのです。 (友のためならおそれはしない 美しい友情の花が咲くわ(1番))と戦士、友情賛歌の1番、2番に対して、(いつか散るときはいさぎよく散ろう、それがみんなの誓いの言葉よ(3番))とガチンコに死を持ってくる3番歌詞。 まさに保富作詞の真骨頂といった感じがします。 主題歌、EDではありませんが、是非聴いて欲しい歌です。

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