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2010年8月

オタクはアートか

 常々、オタク絵というのは、いつかアートとして高い評価を得るモノと思っています。それは時間が熟したらの話で、現代においては粗野で野蛮なポンチ絵のままでよいと思います。

 PIXVに投稿した絵が、軒並み高値で落札になるとは思えません。少なくとも画家が生きているうちは評価は低いまま終わってしまうでしょう。

 世の中にはオタクはアートと言い張る人がいます。

 アートを直感的に受け取るモノとすれば、私はそういう人の「アート」とやらに、激しい拒否反応と不快感を抱きます。

 こういうざわついた感性もあってもいいし、そういうものを好む人がいてもいいでしょう。

 でも、自分からは言うのは無しだと思うのです。 作品以外の情報は不要なのです。

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新しい言葉

 情報弱者という言葉があります。 好きになれない言葉ですが最近やたらと眼にするようになりました。

 先日、疑似科学にはまっている人が、批判者に対し「お前達は情報弱者だ」と罵っているのを眼にしました。

 新しく生まれた言葉が、最新のひん曲がった使い方をされるのが、何とも面白かったです。

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対クレーマー

 誰しも自分がおかしいとは思わないモノです。自分が正しいと思う反面、他人とは違う部分を気にしてしまい疎外感を持ってしまいます。

 この辺のギャップを放っておくと精神的均衡は取れなくなってしまいます。行く末が犯罪だったり、他人を攻撃して回る困った人であったり。

 先日、知人の作家のところに手紙が来ました。「お前の作品を読んだら、精神的な苦痛を被った。社会常識と違うことを流布した罪は重いので、手始めに俺に賠償金を払え」とかなんとか。

 知人も馴れたモノで
基本無視
・内容証明が来たら、ようやくまともに対応を取る。
・返信は第三者を通して本人から行わない。
・表現の自由の元に、合法的に出版しているものであると明記する。

 と、すでにマニュアル化されていて、
基本は出版社などに対応を投げるとのこと。

 最近は直接作者にクレームがつけられることも、多々予想できます。書いてる内容がひどいモノであれば当然の結果ですが、独りよがりなクレームもかなりありますので、びっくりして本人が直接返事しないことが肝心なようです。
 信頼できる他人の意見を経由するのが、一番ではないかと思う次第です。

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クローンガールズ

 先日、某Pとごにゃごにゃ話し合い。
そこで出たのが「AKB48には今後のび代はない」って話。

 集団型ガールズポップもある意味一過性なので、下手な鉄砲数打ちゃ当たる式のやり方は、完全に飽きられてきたようで、AKBバブルの崩壊は早かろうとのこと。

「AKBの名前だけ知ってても、固有名をおっさんもおばさんも知らないでしょ。実態のない架空アイドルなんですよ」
「固有名を知ってるファンにとっては、AKB所属の誰それなんで、集団名には意味がないんですね」

 とかなんとか言っているうちに、

「けいおん!!もそうでしょ。タイトルは知ってるけどキャラ名言える一般人は、ほとんどいない。ましてや声優まで言い当てるのはオタクだけでしょ」

「結局、かわいいイメージのクローンなんですよ。大量消費されるための存在なので、アイドル志望の女の子にせよ、アーティスト、声優志望の女の子にせよ、「君らはなんとかもどきを上手に努めなさい」ってことなんですよね。だからみんな短命で捨てられていく」

「元々、好かれようとするあまり、個性がない子が多いんですよ。 換えのきかないタイプを育てる覚悟無いと、もうダメっすね」

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あとかたづけ

 自分の死に際はどうだろうかと思うことがあります。

 親しい人に囲まれて、思い残すこともなく大往生というのが一番でしょうが、実際はゴミだらけの部屋で孤独死するんじゃないかなぁ。とも思ってます。

 それが不幸せなのかと言うと、相対論的にもっと不幸はあるだろうし、そもそも幸福自体の価値観は不明瞭です。

 誰それに比べてとか、世間に比べてとかで幸福計量すると、自分は確かに足りていないかもしれません。しかしそれは他人の価値感情でもあるので、哀れまれる筋合いはまったくもってありません。

 どうせ一回しかないイベントなので、もしその時が来たらなんとかあがいて、他人とは違うことやって死んで、一種の死に方見本になってやりたいなと思います。

 そういう意味では今監督の最後は、最新の創作であったのかもしれません。

 死んで泣かせるのは卑怯なので、今度生まれ変わった時はのたうち回って長々生きるお話をお願いします。

 お疲れ様でした。

 ありがとうございました。

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微妙な一言

「アニメ評論家って、三流以下の自称アニメ関係者でしょ」

 速攻にツッコミいれたいような、説教したいような、一理あるような、ともかく、びみょーな感じ。

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プロとはなんだろう

 先日、某ライター氏の言っていた言葉が引っかかりました。

「プロは、商品になるモノを作ること。逆に言えば商品化するノウハウがあれば、食っていける」

 おおむね同意なのですが、やはり気になるのは「その商品を誰に売ってるのか」なのですね。

「理想論が言えるのは、企画書まで。そっから先はプロの仕事」とも言います。現場進行が出来ないのは叱責されて、干されるのが業界の厳しいところです。
 しかし、「とりあえずやっつけ」の企画が立案された場合、その後はプロによる「商品」が出来あがるわけですが、どうにもそこに「良さ」が感じられないのです。アニメだと演出作画はいくらでも褒められるのに、内容はどうしようもないものが(自分の見た範囲では)多いような気がします。

 企画段階で、プロット打ちでもう少し粘ればもっと良くなっていたかも。

 そう、思う人がもう少し増えてくれればと、ちょっと思うのでした。

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Colorful(ネタバレ無し)

 『Colorful』を観に行ってきました。とても良かったので是非観に行くことをお勧めします。

 かねてより日本のアニメの駄目な点は「人気のあるもの」の商品化に汲々とし、プロデューサー、ライター、監督が、何が面白いのかを分からないままに作っているのではないかと思えるところでした。技術的表現に偏向して、物語の意味合いさえも失われていると思える作品が少なくありません。

『Colorful』も、すでに評価された原作ありきで、アニメ発とは言えないのが残念なところですが、こういう内容を製作したことには大きな意義があると考えています。

 内容が分かると面白くないので、予備知識無しで観に行くのがベストだと思います。

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いい絵の条件

とある漫画家さんの話。

「マンガのいい絵というのは動きがある絵だと思ってます」

「その前後が想像できるのがいい絵。その想像できる余地が芝居ってこと。悪い絵ってのは芝居のない絵」

「ゲームの立ち絵だけでも会話は成立するけど、絵の芝居は成立しない。これが「無くてもいいんだと」思わせる要因ではないか」

「もっと動きを意識過ぎれば、もっといい絵が描けるようになる」

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テクニックだけじゃ使えない

 最近の技術本ブームに関してのとあるマンガ家先生の言葉。

「一流のアシを雇えば、新人賞で大賞が取れると思ってるぐらい浅はか」

「成功したモノから学ぶな。全部二番煎じ」

「二回読む技術書なんかほとんどない。思いつきで書いてるニセ技術にだまされるな」

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アニメソング史(ヒストリー)

 コロムビアのコンピレーション企画。
これまでの「TVまんが主題歌のあゆみ」に比べると
・高音質
・低価格
・OPEDがまとめて聴ける。

ということで、初めて聴く人にはお買い得なシリーズと言えます。
 個人的には散々聴いてきたものばかりなので、この手のを買ってる人間には、いまいちな構成なのですが、唯一、IIIの未来少年コナンの収録、 劇場版の999、カリオストロの城、ドラえもん等などが網羅されているので、単独で持っていない人にはちょっと良いかもしれません。

 初期主題歌は 「主題歌のあゆみ」とは違うバージョンで入っているものも有り。、音質とかバージョンにこだわる人は買っておいた方が良いです

アニメソング史とうたっているのに、宇宙戦艦ヤマトが入っていないのは許し難い!

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同人誌の適正価格

 あくまで自分基準なので、他の人と価値観は合わないと思います。

0円
 近況ペーパーならありがたく頂戴するけど、初対面のとこでタダでもいいから持って行ってはノーサンキュー。

~99円
 小銭出すのが面倒くさいので、止めて欲しい価格帯。

100円
 薄いコピー誌、オフ本でザックリした内容なら適正と思える価格。

~400円
 内容次第だが、外れてもあまり痛くないので、どんどん買える価格帯。

500円前後
 主にいつも買ってるとこの新刊既刊がこの価格だと嬉しい。おつきあい可能な価格帯。

700円前後 
 新刊許容範囲。個人的には40ページ以上、手抜きせずにみっちり書いていたらOK。

800円前後
 内容に厳しくなる。雑記や手抜き本ならノーサンキュー。意味のある本じゃないと手を出さない。

1000円前後
 フルカラーなら許容範囲。ただし流用イラストばかりは敬遠。モノクロだと内容とページ数に関する気合いの入れ方にシビアになる。1サークルに一冊、1000円新刊が二冊以上だと、買う気が失せる。

1500円
 初めて出会う才能で、内容が良かったら出せる範囲。

2000円以上
 ごひいきの気合いの入った新刊なら買うレベル。大手でもページ数だけで中身が薄いモノは絶対手を出さない。

 個人的には500円以下であれば、知らないところでも、ワンアイデア、何か引っかかるところがあればどんどん買えます。
 500円を超えると、今まで買ってきた物と比べるので急に渋くなります。

 おつりが面倒くさいから1000円とか言ってるとこがありますが、それは天狗価格だと思います。物理的に行列の消化時間を考えても、買う前に立ち止まって本を見始めたら一緒なんですよね。1000円の本を100円玉十枚で払う人もいるだろうし、あまり意味がないと思ってます。

 内容が見合ってると、作者が自信を持っている場合はこの限りではありません。買う側が納得してるなら同様。

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腐ってゆくコミケ

 最近のコミケに関してなのですが、正直本を買わなくなりました。

 理由:本が高いから。

 たいした内容じゃないのに、800円以上の値段を付けられたら、私は買いません。どんなに好きな作家であっても。

 本が高くなる理由も百も承知です。 一部の購入者に対して、すべてのコスト責任を負って作成しているので、一冊数百円するのは当たり前です。不当に高いとは思っていません。

 でも、あえて問いたい。

 その値段の内容を作者は書いてるの?

 どうも、私のよく行く年長者のサークルは、ヘタすると生計も支えていたりするのでともかく本が高い。それでいて、ルーチンワークで内容はどんどん劣化しています。

 自分も、そういう売り方をしたことがあるので、「新刊で諸費用を出して、在庫、委託で収益を上げる」というのは、方法論としてアリだと思うのですが、それは他人の善意に由来しているのを忘れてはいないでしょうか。

 根源的な、好きだから本を作る。好きな本だけ買いに行く。を忘れてしまったら、駄目だと思うのです。

 これが安かったら買うのに! という本は沢山ありました。

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コミケ帰りの男

 今日は売り子をしていたのですが、サークル参加していると、ねっとりとした熱気に包まれて、たいへんな事になっていたのでした。

 もし立て替えするなら換気の良い設計にして欲しいモノです。

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アニソン時代

 NHK-BSの「珠玉のアニメソングスペシャル」がシャレにならないような、マニアックな内容。

 イベント企画関係は「NHKの名前があるから、うらやましい」と悔しがってる様子。 アニソン総括はやりたくても、いろいろしがらみがあって難しいのですが(特に映像使用許可)、やりたい放題の番組内容はかなり貴重です。

 音楽的要素から、解説するのも珍しいので、再放送があったら必ず録画しておくと良いです。

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グレーを灰色まみれにしたらどうなる

 さてコミケデイ始まりなのですが、ふと思ったのは

買って来た同人誌を自炊(自分で電子書籍化)した場合どうなるのか?

 個人で見るのはOK、友達などに観覧させる、データ受け渡しはNG

 まあ、これが一番まっとうな、判断でしょう。ここで重要なのは、アップロードダウンロードを介さない場合は、私的な利用範囲内になるのでしょうか?法的にはどう対応するのか?

 同人誌ですら権利的な保護を受けるには、グレーゾーンの上にいるので権利主張がおぼつかないところでは、どうなる事やらわかりません。
 一時期、勝手に同人誌を採録したアンソロジーなどが発売されたこともありましたので、購入後PDF化したものが、安易に横流しされることに繋がらないでしょうか?

 絶対数が少ないのが同人誌の世界なので、供給が追いつかないジレンマは解消されず、結局ルールを守らない人間が得をすることにはならないでしょうか?

 同人誌と電子書籍の関係はこれから難しくなるかもしれません。

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コミケ三箇条

・準備は、成果に直結する。
 買いたい本は、今まさにあちこちに情報として転がっている。
 それを拾わなければならない。
・無法ではない。むしろルールに厳しい場所である。
 今回はツイッター自粛要請とかも有り。
・一人倒れたら、スタッフの直接迷惑。周囲の大迷惑。
 台風一過で猛暑が戻ってくるそうです。

では、ハバナイスコミケ

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曲調

 音楽関係の人と、アニソン聴きながら無駄話。私は音楽は詳しい方ではないので、曲のとらえ方が全然違っているのが面白かったです。

「宇宙戦艦ヤマトってメロディが秀逸で、どこを切ってもヤマト的なんですよね。こんな高度な曲が子供番組に惜しみなく使われたっていうのはすごい」

「ゲッターロボは、”ガンガンガンガン”が入ることで、既成の歌とは全然違う方向に行ってますよね。擬音系の歌詞にはもっとのび代があるのかも」

「(とある曲)あ、これは多分、音大出身の人が腕自慢のために編曲してますね。腕自慢編曲は、弦楽器の使い方聴くと何となく分かります」

「転調に聞き耳立てながら聴くと面白いですよ、詩先で、歌詞に無理矢理合わせて作ってる感がありますから。マクロスの主題歌とかそうじゃないかなぁ」

「やる気の無い曲はすぐに分かりますね。やっつけで作ってる。歌手の人(主に声優)も可哀想ですよ、せっかくの歌なのに自分の音域じゃないもの歌わされたらねー」

「「もってけ、セーラー服」は歌詞は「セーラー服を脱がさないで」のインスパですよね。歌詞だけ聴いてるとビッチ曲(笑)なのに、なんでアニメファンは聴いていたんだろう」

「けいおん!!は、歌手がこの歌い方を多分やりたがらない。ともかくメインボーカルの人の度胸を褒めるべき」

「女の子が、わいわい歌ってるのって、実はテク無い時のごまかしなんですよ。AKBなんかそうですね。ルックスで売りたいならともかくユニット組んで、ガチャガチャにするのが一番です」

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たたき台

 先日某編集氏と話してでた新人マンガ家さんの話。

「たとえば参考になるからってDVD貸すじゃないですか、そうするとですね、感動してくれるんですよ」

「そこまでは良いんですけど、全くひねり無くそのまま書いてくるんですよ、参考にするって言うのは、パクれのGOサインじゃないんだって」

「中にはこちらの言うとおりにするために、そっくりそのままにしちゃう人もいるんですけどね」

「ともかく、たたき台にするというのが出来ないとダメ。 エイリアン見ろっていったら、ギーガー星人がシャー!ってやるんじゃなくて、閉鎖空間で追い掛けられるとか、そういうところを拾って、もっと面白いモノを作ってくれって言う意味なんだから」

「今あるモノから、もっと面白いモノをひねり出すための、ニュアンスを読む能力は欠けてるのかもしれませんね」

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我思う

にっこりは 他人が運んでくる。

うっかりは 自分が運んでくる。

がっかりは 他人の姿をした自分が運んでくる。

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ゲーム音楽

 ゲーム音楽三昧の冒頭だけ聴いていました。録音してるので残り分はこれから。

 改めて聴いてみると、電子音ならしていただけの時代からの、進化が急速でびっくりしてしまいます。20年ぐらいで飛躍的に進んだというより、「最初はやれないことのほうが多かった」というのが正しい評価なのかもしれませんが。

 ゲーム音楽を聴いてみると、メロディをかなり重視しているような気がします。やったことのないゲームでも、音楽だけは何故か知ってるものがかなり多いのは、作曲センスによるものでしょう。

 表現をあえて不自由な環境に落とし込んで、発表すると言うのは、本質面をとらえる訓練になるのかもしれません。

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電子出版

 電子出版がいろいろ本格的になってきています。
個人的には「読みたい本がない、そもそも新刊に魅力がない」というのが、おろそかになって、権利の枠組みだけ必死になって決めようとしている気がします。

 肝心なのは、どう面白いモノを適当な価格で提供していくかではないかと思うのです。「最初から問答無用で、取り立てる」のが前提では、結局誰も買わない物にしかならないのではないでしょうか。

 

やり方としては、原則無料配信、アクセス数に応じて広告収入で作者にリターンがあるという、「見ただけ広告料」というやり方も出来ると思います。
 webマガジンなり、小説、マンガでも、作者が自分でスポンサー枠を選んで広告セットして、公開すると言うことは出来ないモノでしょうか?

 理想はWEBで広まり、紙媒体の単行本が次々バカ売れして、出版業界の活性化になるのが、一番良いと思うのですが。

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アイドル商売

 人気のアイドル声優が、一夜にして急降下していくのを目撃しました。

 仕事の関係上、アイドル的な売り込みを手伝うことがあります。
その場合、「恋人が居ると、恋愛対象として好きになるのは難しい。ビジネス価値は、あなたが疑似恋愛の対象者であるかどうかで決まるので、そこは心得ていて欲しい」という話をします。 プライベートで彼氏彼女が、居るのはかまないが、仕事の恩恵と密接であることを忘れてはいけません。

 「好きになって貰う」のがビジネスなので、声や、容姿で売るのはあくまで天然素材(ちょっと人工)に頼り切ったことなので、最終的には自発的な芸を認めてファンを増やすしかありません。

 アイドルが、恋愛話をし始めるのは、本格的な転身の時期であると言えます。ぶっちゃけグッズ(商品)の売れ行きが目に見えて落ちていくので、そこから先は「芸」で売り込んでいくしかありません。

 アイドル的スタンスを維持しながら、自分の恋も出来るガールズキャラというのは、 そもそも食い合わせの悪いキャラであるために、どっちつかずになることが大半です。男女どちらとも嫌われて数字(人気)が失われます。

 ここにきて、いきなり数字を捨てた背景に何があったのかは、非常に気になるところです。

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自転車

 街中を歩いて思うのですが、自転車の盗難はもっと厳罰化できないものでしょうか。

 最近知り合いの自転車が盗難されました。盗んだ人間は適当に乗り回して放置>市が回収>自力で発見、盗まれたのに有料で引き取り>パーツも盗まれ踏んだりけったり。
 数万円もするものですから、あきらめきれずにいるそうです。

 自転車泥棒は重罪にして、盗んだモノを乗り回したらどえらい目に遭うことを、徹底させるべきではないでしょうか。

 自転車に電子タグをくっつけて、リーダーで読み取れば一瞬で持ち主住所が分かるとかもアリだと思います。

 鍵をかけない持ち主も問題ですが、窃盗を強く認識させないと放置自転車の問題も無くならないのではと思うのでした。

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私の優しくない先輩

 これは面白かった。

 ドラマでは「テレビ小説」というジャンルがあります。これは小説調に作者の心情をナレーションが読み上げたりするので、映像表現に命をかける映像屋にとっては、少々物足りないやり方と言えます。
 この「テレビ小説」をアニメの世界に持ち込んだのが「涼宮ハルヒの憂鬱」で、ともかくダイアローグが、延々画像にかぶるスタイルを確立したのではないかと思います。

 この「優しくない先輩」もラノベの実写化アプローチとして、あえて主人公のダイアローグをかぶせるやり方を取っています。
 役者の芝居が平坦になってしまうので、賛否はあるでしょうが、ジャズ音楽の裏拍みたいなもので、「画像に写っているもの」と「同時進行の感情の乖離」みたいなものが上手く表現されているので、見ていて飽きない。 大変楽しく鑑賞させていただきました。

 ここからネタバレあるので注意



 不満もあります。
物語のクライマックスとしては「ウザい先輩」が実は早くから主人公の事に気がついていて、いやがられるのを承知で手助けしようとした。というのがターンポイントなのですが、心臓病抱えている患者を振り回したりと、どう見ても配慮のない行動でしかないので、クライマックスの説得力が欠けてしまう。

 主人公があこがれるイケメン先輩愛治も、唐突な心境変化でいなくなるのも、どこか不自然な感じがするし、告白のシーンで、愛治に幻滅しているのに最後の台詞で「大大大好き」と言わせたら、この主人公はよほど記憶力の足らないヤツになってしまう。

 心情面が主に台詞頼みとするなら、もっと意味合いの強い芝居がほしかったところ。

 ラストのダンスシーンは、主人公が死んだ後の世界(っぽい)ので、両親と会うときにちょっと躊躇するところに、ほろりと来る。
 目新しい表現が必ずしもうまくいってるとは限らないが、映画とは常識の通用しない無茶苦茶な世界なので、色々な手法をひっさげて乱入してくることは、歓迎するべきなのではないかと思います。

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大量生産

 最近とあるアニメをまとめて見ました。出来は良いし、アニメ屋さんもがんばっている。演出は丁寧に心情を積み重ねているし、声の演技もじつに上手い。

 ただ、「面白いか?」と聞かれるのと、首をかしげてしまう。 登場人物の描き方から、発生するイベント、事件などがどこかで見たようなものばかりなのである。
 作者が無能だとは思わない。心情の描き方などは上手いと思う。それ故にテンプレート的なキャラクター造形や、内容であることが、歯がゆくなってしまう。

 言ってしまえば、今あるオリジナルは「量産型」なのではないかと思うのです。先行する作品が何かヒットしたら、それのいいとこ取りで結果を得ようとする。
 マーケットの論理としてはごく当たり前なのだが、見る側の視点が抜け落ちている。
せっせと付き合って、結局なにかのもどき作品だったとき、その作者をもう一度見ようと思うだろうか?

 あまりにも実験作品ばかりやって疲弊するのも困るので、ノウハウを活かした内容で回収するのは、頭の良いやり方だかと思う。ともかく過去に面白いもののネタ元は大量にあるのである。 ある意味日本の、文化的資源と呼んで良いかもしれない。

 しかし、それを意識せずにオリジナルだと思っていたらどうなるだろうか?

 意識してオリジナルが作れるのだろうか?

 そういう不安を感じてしまうのでした。

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