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言葉の選択

 新人漫画家氏の原稿を見せられて「どう思いますか?」と聴かれることがあります。

 暇なときには、頭の体操がてらおつきあいもしますが、送られてきたりなどの「強制的にこちらの思考時間に介入してくるもの」はお断りしています。

 意見をササっと語るのは良いのですが、先方が期待しているのは「自分をどうのばしてくれるかのアドバイス」なので、表面的な情報で語ることは無理ですし、ましてや責任も持てません。

 最近よく感じるのは「言ってることが伝わっていない」ことが多いような。

 ネガティブな意見に過剰に反応するのは、私もよく分かりますが、褒めてる言葉がまるで伝わっていないのは、勘弁して欲しい。

 さんざん積極的に意見を言ったのに、(葉山)さんは悪口しか言わないから、と吹聴されてると、がっかりしてしまいます。

 「言葉を支配するのは自分自身」
とよく言ってます。出し方もありますが、受け取る方で加工されてしまうと、発言者はどうにもならなくなります。

「自分は、そんなつもりでは言ってない」というケースが多くなればなるほど、不足した言葉は何か、重要度の高い事を言い忘れていないかと、気をつけるようにしています。

 確かNHKのアナウンサー氏のインタビューで
「発したのは音声ではなく「言葉」なんです。訂正は出来ても、発した言葉は戻ってきません」というのが、印象に残っているのでした。

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