理解できません
ちょいちょい、新人さんの作品を渡され「感想下さい」というのがよくあります。
感想を言うのは、感性的視点(エモーショナルな部分はあるか)、構造的視点(ストーリーが緻密に構成されているか)、本人の力量を考えた将来的視点(現在の技術が稚拙であっても、それに惑わされない)の三つから複合的に判断する必要があります。これは仕事並に労力がいることなので、それなりの時間をかけて良いと判断した場合のみしかやりません。
で、一番困るのが、精神状態がアレなヒトの作品を渡されること。
- 文字がびっちり埋まっている。/読まれることを意識してない
- どうでも良いところが、くどく描かれている
- 全体的にどっかのパクり
等の特徴があるので、渡された瞬間から負のオーラを感じて逃げ出したくなります。
作品ではなくて、妄想の書き付けなので、あらゆる評価が出来ないわけです。話のつじつまが合っていないと言うために、全部の台詞、シーンの前後性を考えなければならない。支離滅裂な物を強引に論理的な解釈をしようとすると、こっちまで頭がおかしくなってきます。負のパワーをなめてはいけません。
向こうは、なにかプラスになることを言って貰えると考えているので、批判的なことを言うと強力に恨まれます。評価ではなくて、もはやカウンセリングです。私は臨床心理士の資格は持っていませんので、相手の精神状態を察しながら言葉を進めることはできませんし、薬の処方も出来ません。
ともかく、ざっと見て、本人に趣旨説明をして貰う。そこで理解が出来なかったら「私には理解できない」と正直に話すようにしています。 世界にはもっと卓越した評価の出来る人がいると思いますので、その人に出会えることを祈るのみです。
| 固定リンク
「オタク考察」カテゴリの記事
- 黒船(キンドル)がやってきた!!(2012.10.28)
- オタクのビジネスモデル(2012.05.09)
- 手に入れられるもの(2012.04.16)
- 上達のコツ(2012.03.18)
- 目標はあるか?(2012.01.17)

