ワンフェス事故は運営側の責任
最初に書いておきますが、私はワンフェスは大好きです。無くなると本当にホントーに、困ると思ってます。それ故に問題点として感じたことを書かざるを得ない心情を、ちょっとばかしご配慮いただきたいのです。
今回のワンフェス事故の原因は、エスカレーターの過積載と判断しました。
根拠1 事故当時、エスカレーターは緊急停止した後、数メートル下に動いていたことから、警視庁は、9・36トンを超える重量の人数が乗っていたため、ブレーキが耐えきれずに逆走したとみている。
建築基準法では、事故機と同規模のエスカレーターは、少なくとも7・5トンの重量の人数を運べるモーターを設置するよう規定している。
事故を起こしたエスカレーターは重量が7・5トンを大幅に上回った場合、安全装置が働いてブレーキが作動し、徐々に減速しながら止まる仕組みで、9・36トンまで耐えられるよう設計されていた。
9・36トンの重量は、各ステップに体重約60キロの大人2人が乗った状態。(記事より引用)
根拠2 は現場にプレスでいた人間の写真と直接証言です。
1ステップに二人以上乗れるわけないという意見もありますが、これは圧縮の現状を知らないのではないかと思います。1ステップに面積上二人載って、空間があれば片脚を前後に乗っけるなどして、無駄なスペースを作らないようにすれば二人以上の積載は可能です。
プラス当時の来場者の体重も考慮されます。温泉に行く友人関係を例に取ると身長165-170㎝、中肉中背で体重は70-80キロぐらいです。来場者の世代を考えると70キロオーバーぐらいが平均値ではないかと思います。
要因としては、物欲の温度差も上げられるかと思います。岡田氏のようなゲストと違って、一般来場の先頭列は一分一秒でも早く購入して、次の購入に向かいたい人達です。これらの人達を指導せずに詰めるだけ載せてしまった責任は、逃れようがありません。
エスカレーター前半と後半では必死度が全然違うので片側の意見だけ採り上げて、運営はちゃんとやっていたというのは、さすがに無理があると思います。
同種のイベントで比較するなら、コミケの場合は西館1階から4階までエスカレーターは最初から使用禁止です。(後で解除) 短いエスカレーターも過負荷が起こらないよう絶対に歩くな!と口を酸っぱくして言い聞かせてます。
□運営側の問題点
第1点は同種のイベントから何も学んでいない危機管理の甘さ。導線(メインの人の流れのルート)がロングエスカレーター一本にも関わらず、集中的な流入を許してしまったことが今回の原因であると考えます。
第2点は運営側の体質。 ワンフェス記事は運営側に、都合の良いことを書くライターがほとんどです。これはライター自身が買い物に行くことも密接に関わっています。お互い損得が一致してるので、不満や問題点が表に出にくい状態であったと私は考えています。隠蔽とか、検閲があったとは言いませんが、ほぼ馴れ合いに近かったというのが正直な感想です。
第3点は来場者視点の欠如。来場者が徹夜して入場したり、開場後にディーラーが走り出して、騒乱状態になるのはいつものことです。これらの直接足を運ぶ人の不満を聞き入れる体制が全くない(またはまるで反映されない)のも、いつまで立っても改善されない要因でしょう。
□運営側に望むこと
- 事件原因の解明と責任の所存。 これを、必死になった来場者の責任にするならもう最悪でしょう。何が起こったのかをちゃんと模型誌等で発表して欲しいです。
- 事故対策チームの設立 コミケなど大規模イベントに人員を派遣して、警備体制の強化と改訂。
- 来場者やディーラー視点での意見を採り上げた、ワンフェス改革の実行。残念ながら、これからも事故が起こりそうな要因は少なくありません。
ワンフェスは模型ファンには愛されているイベントであることは、はっきりと言えます。だからこそ今までの問題点を徹底的に見直す時期が来ていると思います。
責任取って止めるというのも、選択肢ではありますが、止めてしまえば海洋堂が、今まで言ってきたことが全部無駄だったと言うことです。模型ファンをエスカレーターからひっくり返して終わった。という結末は誰も望んでいないと思います。
この転機に対して、模型ファンがどう接していくかも、大きなポイントであると思います。やみくもな海洋堂叩きをしたいなら、そのツケはてきめんに回ってくるでしょう。
これまでやってきた功績を、マイナス点ですべて帳消しにすることが無いように、今こそ冷静な対処が必要なのではないでしょうか。
| 固定リンク
「オタクと事件」カテゴリの記事
- 即売会情報流出事件(2009.01.18)
- コミケで緊急変更(2008.08.09)
- ワンフェス事故は運営側の責任(2008.08.07)
- モンスター来場者ネタ(タレコミ編)(2008.07.31)
- コーランに手を出すな(2008.05.23)

