« 嫁ジェネレイター | トップページ | スターシップトゥルーパーズ3(ネタバレ) »

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪

 『宇宙大怪獣ギララ』の続編のようでいて、実際無関係の怪獣パロディ映画。非常に良くできていると思います。

 川崎実監督らしい、パロディとリスペクトが渾然一体となった映画です。国際的な政治情勢が混ざるのは『チームアメリカ』っぽくはあるのですが、あそこまで脚本も思想も洗練はされていない芸人コントのレベルに見えてしまいます(思想的な一貫性が見あたらない場当たりギャグにしか見えない)。ゆるいC調映画と最初から、覚悟して観に行くなら充分楽しめるのではないでしょうか。後にも先にもギララを大スクリーンでみるのはこれっきりかもしれません。

 「我々は東スポだぞ」

 とか、ナイス台詞もあるので、40代ぐらいなら、かなりツボに入るネタも多いかと思います。

 この映画には一つ、許し難いことがあります、それは北海道に、昔からある設定の神社を置いてること。江戸後期以降なら神社仏閣もありますが、江戸期に本土人が簒奪を始めるまでは、蝦夷地は純然たるアイヌ人の土地です。そこに古来からの神社、すなわち大和民族の痕跡がありましたというのは、映画の中においても、やってはいけないことだと私は思うのです。

 こういう根底にあるべき民族観が中途半端なまま、フィクションだから、C調映画のノリで楽しみましょうと言われても、納得はしかねるところです。

|

« 嫁ジェネレイター | トップページ | スターシップトゥルーパーズ3(ネタバレ) »

映画・テレビ」カテゴリの記事