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スターシップトゥルーパーズ3(ネタバレ)

 ST3 バーホーベン監督の映画『スターシップトゥルーパーズ』の続編です。

 監督は1.2.3作と脚本を担当しているエドワード・ニューマイヤー。ロボコップ第一作では、SF的要素と人間的な苦悩を描いた脚本家として記憶に残るところです。

 さて、ST3。正直言って話が単純すぎて面白くない。悪い怪獣やっつけろのはなしなので、今やってるマクロスFっぽくもあります。司令官がヒットソングの歌手なのでマクロスの影響は強いものと想像されます。致命的なのがマローダー(原作ではパワードスーツに掃討する人型兵器)がかっこよくないとこ。なぜスタジオぬえに発注しないのかと説教たれてやりたいぐらいです。デザイン違うだけで日本のソフト発売は桁違いに売れたと思うのに。

 この映画の真価は、徹頭徹尾皮肉で描いた世界設定にあるのかもしれません。軍国主義、処刑ショー、徹底的なプロパガンダ。この誇張した世界がある意味シャレになってないところが、ST3を微妙な立場にしているのかもしれません。

 マローダーが登場人物の危機に際し、神の如く降臨するというクライマックスは、本来なら「GODの代わりにGUNがやってきた」と苦笑いするところなのに、普通のSFアニメ的に単純な(むしろ幼稚な)ヒーロー降臨にしか見えないので、物語への集中力をぐにゃぐにゃにしてしまいます。

 この物語の意図するところ(逆説的な寓話)を、察することができればかなり面白く観られるのではないでしょうか。

 挿入歌の「今日は死に日和(It's a Good Day to Die)」がなかなかの傑作なので、これを聴きに行くだけでも充分価値があると思います。

 

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