オタクになりたい4 内と外&ヘンタイ
オタクを内視するのと外視するのとではその姿が異なって見えるものらしいです。
当たり前と言えば、当たり前なのですが、「違う姿に映ってるものを、同じように判断してはならない」ということです。
内視的なオタクのイメージ
情報収集の極端化(関連するものなら何でも欲しい)。熱意表現の獲得(イベントに行く、ひたすら消費行動に走る)。自己陶酔。○○馬鹿をこじらせてオタクになった。
外視的なオタクのイメージ
ネガティブ:排他的、欲望優先、攻撃性を持つ。
ポジティブ:価値観を確立している、同一趣味との交友範囲が広い、楽しそう。
外視的なイメージでも二種類あるのではないかと思います。昨今、キャラクター文化に情熱的といった印象が強くなったのは、大変有り難いことです。
さて、ここでふと疑問に思ったことがあります。
「オタク」と「変態」は同義語なのか?
海外のアニメファンから「ヘンタイワ、ナイノデスカ?(Hな同人誌はあるのか)」などと聴かれるとものすごくモニョります。 たしかに用語的ルーツとしては間違いは無いけれどなんだかこっ恥ずかしい思いをします。
「ヘンタイ、ノー!”エイチ”!!コールトゥー”エイチ”!!」
「オー、オタクワ、アニメヲジザイニ、ヘンタイデキマス!イッツグレイト!イッツクール!」
うわわわわわわわわ。
日本人の感じる「変態」のもつ精神異常者的語感がネガティブなイメージなら、自由自在に改変するスキルを持つはポジティブなイメージと言えるでしょう。(余談ですが、気の利いた外国人なら、最初からエイチと呼んでくれます)
オタクになりたい が日本人的には先の情報共有体に入りたい。なら
ワールドワイドな オタクになりたい は改変能力まで備えるセミクリエイト能力を獲得することになります。そうなると、さらにハードルが上がることになります。
同人誌が作れたらオタクで、それ以前はただのファン。 とバッサリ割り切れれば簡単なのでしょうが、一家言持って消費するというのもまた、重要な要素です。
オタクが多面性を持っているなら オタクになりたい も、多角的に取り組む必要があるわけです。
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