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ワンフェスはこれでいいのだろうか?

 ワンフェス2008冬に行ってきました。欲しいものも買えたし、知人にも会えて楽しかったのですが、どうにも何とも違和感が残るのです。

 イベント的には大規模だし、集客力もあり、ホビー系最大のイベントであることには間違いないと思うのですが、例えば、今回人気があった『らき☆すた』にしろ「初音ミク」にせよ発信地が外部であり、模型発のムーブメントではないと思うのです。

 模型バカなら、figmaとリボルテックなら「figmaは元にあるニュアンスの抽出、リボルテックは元情報の再現」みたいな比較視点で、figmaの仕掛けようとする立体情報にはすごく興味あると思うのですが、ただ単に「こなたのフィギュア買いに来ました」って人がほとんどだと思うのです。

 例えば、某ディーラーさん、写真録る人間は多くても模型に関して話しかける人間がほとんどいなかったそうです。つまりキャラは分かっても、情報の再現力という、一番の面白部分がスポイルされているような気がするのです。

 「模型的にぬるい人種は来るな」ってことじゃないのです。最初は知らなくて当然なんですから、「なぜ、これはすごいのか」を分かって貰う事が大事だと思うのです。針小棒大に大げさかつ、えらそうに言うんじゃ誰もついて来ないですよ。

 私が思うに、造型ディーラーのみに投票権を与えて、アカデミー賞みたいな造型の評価体型があれば良いと思うのですがどうなんでしょ。

 模型のすごさを知ってない人間が何万人来て、イベントが大成功といっても、そこに模型発の何かがなければ、余所のムーブメントにふらふら左右されるだけになってしまうんじゃないかと思ったのでした。

追記 関連事項として

ニュータイプ4月号の長門のフィギュアの出来の悪さは異常
http://fsokuvip.blog101.fc2.com/blog-entry-488.html

 これがニュースサイトに取り上げられたことに強いショックを受けました。

 ピンキーは金谷ゆうきさんの創作した組立型フィギュアシリーズです。独自のキャラクター性があり、最近はPキャラという「(タイトル)×ピンキー」のコラボレーション企画も展開されています。Pキャラはオリジナル芸風(ピンキー側のスタイル)に合わせるというのが約束事なのです。つまりピンキー似のキャラになるのが正解。

 いきなり見せられてびっくりする気持ちはわかりますが 自分の知ってるキャラクター像に対して違和感があるから異常とか書くのは全然評価のレベルが違うと思うのです。ましてや煽るのは完全な筋違いです。

 造形物作家のスタイルというのが、完全に無視されて「出来の悪さは異常」というのならあまりにもひどすぎます。

 マッチング論として、なぜたれ眼系のキャラ造型を使わなかったのか、中途の監修段階で何が行われていたのかなどの、アイテム的な問題も無論あると思いますので、「誰もが違和感を抱くレベル」であるということは、重要視するべきだと思います。

 しかし間違った評価軸で大きく語られることは、面白半分にやってる側としては理解できないほどの損害を、作者側に与えるのです。

 造形作家のことを知らずに書いてしまったのは仕方のないことでしょう。そういう作家性を重く取り上げない側の問題でもあります。ただし間違いの本質に気がつかないと、取り返しのつかないことになると思うのです。

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