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リトルバスターズ!(超ネタバレ 見るな危険)

 内容に関することが記載されていますので、ネタバレが嫌な人は見ないで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 いや、もうなんというひどい話なんだか。ひどいというのは劣化してると言うことではなくて、情け容赦のない物語展開を指しますので念のため。

 美少女ゲームは数えるほどしかやらないので、比較相対的には語れないのですが、今時のシナリオってこういうのが主流なのでしょうか。

 簡単に言うとカードの裏表ですか。 カードの表面ばっかりみせていたら、突然裏面がでてきて「うわぁなんじゃこりゃ」って感じになります。 昨日「通り魔」と書いたのは萌えゲーだと思ってるととんでもないですよ って意味で。

 主題歌でも「やがて来る過酷へ」と歌っているので、何かあるとは思ってましたが、各ヒロインになんか裏面設定があるというのは、まあなんといいましょうか。 前半アホアホしてる分、キャラルートに入った後半のギャップが激しすぎます。精神崩壊×2、暴徒に蹂躙、半狂気、分裂、いじめ。エロゲー化で反対する人が多いのもうなずけます。各ヒロインシナリオでエロついてもこりゃ嬉しくないないです。

 それぞれにオチがつくので、最後までやってれば嫌な後味はつきませんが、ユーザーの「わーい、萌えー」という気持ちに冷や水ぶっかけるのは狙っているんだか、シナリオ構成上ドツボにはまって失敗したのか、端からは分かりません。

 物語構成としては良くできていると思います。しかし、もはやお家芸とも言うべき、地域限定奇蹟券の発行は止めて欲しかったです。

 物語上のナゾというのは借金みたいなもので、解決で返済するのが物語作家の力量です。その借金を奇蹟券というファンタジーで返されても「まあ、ゲームだから」というあきらめにしかならんのです。

 物語のシメとして、悲惨な話を救う手段としての奇蹟。というありようは良いと思うのですが物語は結末からぶら下がるものというのが私の持論なので、奇蹟発動でリセット落ちになってしまうと、それが素晴らしい物とは評価しづらいのです。

 キャラクターの作り込みと、台詞回しの巧さは世界に誇ってもいいと思うのです。こんなにちゃんと台詞が読みたくなるお話はめったにありません。音楽面でのセンスも突出してると思うので、あやふやなファンタジー落ちさえなければー と思うのでした。エンディングが主題歌別バージョンというのもグッドです。

 余談 いかつらつらと

 発生している現象をハードディスクの故障のようなものと仮定してみる。どこが壊れているのでまともなルートでは先に進めない。主人公は自分の願いを叶えることが結果的に解法となるが、それにはもう一つの理由付けが必要。 他人との絆か? 救うという要素に利己的なもの以外はなにかないか? 気づかないところで救うべき事象が発生してないか?

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