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萌え論

思いついたことをつらつらとメモ代わりに。

なぜ、日本で「萌え」というものが発生したのか。これを「清めの思想」があるからと仮定してみる。 

1.「清きものの優位」は日本のみではありませんが、古来から「カミ」(神=ゴッドではない)の存在を当たり前のように感じていた日本人は、偶像崇拝に対する忌諱(きい、きき)がほとんど無い。

2.日本はその大衆文化の渦中でマンガアニメなどのキャラクター文化を戦後爆発的に生み出した。その中で少年少女が主人公であることが多い。これは童貞処女と言った「ケガレなきもの」の要因が大きいと考えてみる。

3.登場人物が架空である以上、その存在には還俗的な「ケガレ」をうけない清きものである。登場人物には性行為のするしない、思想的な悩みなどがあるが、もとより架空のものなので受け手の感情の持ちようによって補正がきくものとする。

4.では「萌え」とはなにか? これは「かわいい」の文化および思考を理解することが大切だが、その構成因子として「偶像崇拝」がある可能性は否定できないのではないだろうか。「清きある少年少女」は日本人が潜在的に持つ崇拝の対象であるために、これまた童貞処女、またはそれに準ずる貞操観念を持った人間たちに支持されたと見るのはどうだろうか。

5.「萌え」とは「少年少女への幻想崇拝である」とするなら「シンボル」として「メイド」などが有効なのも不思議ではない。

 以上思考実験の垂れ流しなので、反論などは無用です。

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