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「つまらない」の研究

 DVDが売れないという記事で、ヒステリックなまでに「つまらないから売れないんだ」と主張する人がいます

 これに関しては私はかなり憤りを感じています。ものを作る人間にとって作品評価は、他人が思う以上にウェイトが重いものです。それをただつまらないの一刀両断にするのは、まさに暴力行為であると断言します。せめて売れてない、「何が」「どれが」は入れるべきでしょう。

 ほとんどの「つまらない」は「関心がありません」という意味で使われているのではないでしょうか。見てもいない、少々視聴した限りでつまらないというのは大変失礼な言葉だと思います。人には嗜好がありますので、それ以外に興味がないのは当然です。見てもいない作品のDVDが売れないということに対し「つまらないから売れない」というのは、傲慢すぎる言葉でしょう。

 ちゃんと視聴したうえでの「つまらない」は重要な評価として受け留必要がありますが、何も時間を割いていない人間の「つまらない」には顔面グーパンチを喰らわせても良いという法律が欲しいところです

 さて、関心を持った上での「つまらない」は二分されるんじゃないかと考えています。

 一つは不価値のつまらない。価値ならず、つまり当人の嗜好などにまったくプラスにならないため、極端に関心の薄い「つまらない」です。深夜番組アニメを見ても、全く趣味が合わずに「つまんね」というのはこちらのつまらないです。

 もう一つは無価値のつまらない。 要するに同じパターンの話を似たような絵で繰り返しても、おもしろみを感じる価値が薄れているつまらないです。

 個人的には無価値のつまらない作品が量産化されても、そりゃセールスポイントがないんだから売れなくて当然と思うわけです。 それでもムリヤリ売りたいときは本能に訴えかける=すなわちエロしか無いわけです。

 中身がない物を流行の言葉に踊ってやっつけで作ってしまい、それが売れないなんて言われても、「あんたはオタクに一体なにを期待してるんですか」と言うぐらいしかありません。

 量産されているアニメは話数じゃなくて、「作品単位」で売るべきだと思ってます。冒頭1.2話の話が薄くても後半盛り上がる話も多いし、最初で気合いいれて後半ダメになっても、作ろうとした意図ぐらいは伝わります。全体像の分からない細切れで売ろうとしているのは集中力の分断は言うまでもなく、作画なアレな回まで同じ価格で売るのは「面白いのがあるある詐欺」じゃないんでしょうか。

 私としては「売れないんだけど、本人が納得した上でなんだかへんてこな物を作り続けていること」こそが宝の山だと思ってるので、「売れるから」という理由優先に人を動かそうとしても、歯車がかみ合わないんじゃないかなぁと思うのです。

 

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