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STM吹き替え版を観てきた

 シンプソンズ ザ ムービーの吹き替え版観てきました。

 割引1200円になるレイトショーで観客は23人ほど。

 制作者の方々の名誉のために書いておきますが、吹き替え版だからといってつまらないということはありません。

「私たちは脚本をひたすら書き続けた。いちばん大変だったのはあらゆるリズムやジョークに対して最大限の注意を払い、毎日くたくたになりながらものんきで、気苦労のない若者に見えるフリをすることだったよ」(脚本製作 ジェームズ L ブルックス 1940年生 『愛と追憶の日々』)

 映画製作がなかなか、かなわなかったのは、TVシリーズと映画が同時進行できなかったためで、脚本チームを増やすことで映画製作が可能になったという経緯があります。それほどまでにギャグネタに心血を注いできた映画なのです。

 吹き替えタレント陣は棒読みの演技で映画を台無しにしたか?

 NOです。 日本語版収録はきっちり行われました。少なくとも日本語の意味は通じているので素人演技と言うほどでもありません。

 じゃ、吹き替え版も面白い?

 NOです。

 びっくりするぐらいのローテンションで台無しです。

 メインキャラクターは先述のギャグのリズムがまったく活かされていません。ギャグ、コメディ映画の神様にあやまれ!謝れ!こんちきしょう!(血涙) まさにこれぞバカの壁!無理解の産物!素人判断が一流のギャグをブチ壊しにした屈辱の歴史。

 トコロ(呼び捨て)の無知発言は生涯許しませんが、原因はミスキャストにあるので怒りの矛先は日本のFOX映画の担当者であることには間違いありません。

 本国ではPG13(13歳未満、保護者鑑賞注意)の映画をキッズムービーとして宣伝するという大失策も、本編を観て痛感しました。 子供に政治ギャグがわかるわけないでしょうが!あと一家の処刑(ネタバレ反転)とかもな!

 さらなる失策も見つかりました。今回の映画プログラムはシンプソンズの歴史にも触れた名著と呼べる良い出来なのですが、映画評論家の森卓也氏がラルフとマーティンを勘違いした文章を書いています。 これに関しては森氏がご高齢であることも鑑みて、勘違いの範疇で良いと思います。しかし、これを校正する側がこんな単純ミスも見逃したというのはどういうことでしょうか。 関係者がキャラクターすらも区別がつかなかったどころか、映画もロクに観てなかったということになります。

 イメージとして例えると

 あつあつステーキ料理に水ぶっかけて

 台無しにしてしまった。

 という印象です。料理として元の味が分からなくもないが「温度が命」が完全に抜け落ちています。料理としてはイコールであっても、美味しさはイコールではありません。

 ともかく、映画は面白いから観て欲しい!というのは心底の願いです。

 ただ、日本語吹き替え版に関しては観る価値がないと、あえて断言しておきます

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