初音ミクの価値観
今回の初音ミク騒動は残念であると共に、直観的に「初音ミク」はそんなもんじゃない。と思ってる人が多いことに救いを感じます。
よそから見れば初音ミクは「オタクのおもちゃ」であると言えます。引きこもりが仮想の女の子に好き勝手な思いを投影して悦に入る、オタクカルチャーのシンボルみたいに見えるのでしょう。
しかし、私の認識するものとしては、オタクという潜在的にクリエイターになる素質ある土壌に「音楽」という異ジャンルが持ち込まれたもの。と考えています。
自分も含めて、何人かの知人が小学校以来楽器も触ったことがないような人間が譜面ととっくみあいを始めています。歌は自分でも作れるんだという喜び。「初音ミクのネタ歌」という突発的新ジャンルの勃興。
初音ミクで行われているのは、音楽の設計図をみんなが書き始めたと言うことだと思います。与えられるだけではなく、自分からもの作りをするプリミティブな喜びです。音楽とオタクの間に空いた、ちいさな一穴である「初音ミク」もこれから、ダイナミックなことになるはじまりかも知れません。
そういう胎動が始まってるところに「取材に行ったらオタクがキモ面白かったので使ってみました」という「アッコにおまかせ」のVTR。言ってみれば競走馬がにんじんに釣られて観客席に乱入したようなものですか。
「取材される側は報道として受けた」
「取材する側はバラエティの素材を取りに行った」
報道とバラエティの境界線の曖昧さが今回の問題の根っこなのかも知れません。
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