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ヒットソフトの秘密

 今のところですが今年の2大ヒットソフトは『Forza Motorsport2』と『初音ミク』だと思ってます。あまり一般向けではない対象なのでアレコレがないというのはご勘弁を。

 どちらにも共通して言えるのは「一番面白いのが著作権無視」ということでしょう。『Forza2』はステッカーを使ってのキャラ作り、『初音ミク』はボーカル再現と替え歌、歌わせてみました等々。どちらも当初の製品コンセプトとは違うところでヒットしたと言えるかもしれません。これが違法アップのコンテンツはダウンロードしただけでも有罪なんて事になれば、まあつまらないことになるかと思います。

 ゲーム的な面白さとは別の「想像する楽しさ」。どんなジャンルであれ、クリエイターのはじまりは好きなものの再現などから入ります。ものづくり日本の裾野を広げたければある程度好き勝手に出来る環境というのが必要です。

 今の著作権に関する「親告罪」と言う制度は意外に完成されたものではないかと思ってます。

 利益になると思えば目をつむり、利益を害するなら訴えることが出来る。

 実にシンプルかつ効果的です。これをどこそこまでやって良い、模倣絵はビタ一枚描くな!楽曲の無断使用は訴えるなど余計なことを言い出すから、ややこしくなるのです。日本人は腹芸というかお互いの距離感を読むという能力があります。「著作権=空気を読める」のバランスが取れる訓練がいまの動画サイトだと思ってます。

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» イラっと来た [sside.net]
これだとあまりにForza2もVocaloidも可哀想。 オタク商品研究所p... [続きを読む]

受信: 2007年10月 1日 (月) 06時53分

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